タイガー&ドラゴン 第1回

「芝浜の回」も「三枚起請の回」と同様、大人なクドカンドラマ。長瀬のドラマって1回目は尋常でいられないんです。また、今日は例の数字が出る日だし。
高座と落語の噺を遡ってシンクロさせていく手法は、見ていて疲れないし、元の噺が解らなくてもついてけるように作られてて、「落語って面白いじゃん。聞いてみようかな。」って思わせてくれる。古くからある落語を今の長瀬智也と岡田くんにやらせるところに、やっぱり意味があるんだろうなあ。
西田敏行さんの女房大明神姿は、ぶっとびましたが(笑)。対して、伊東美咲ちゃんの小顔八頭身。口に出して言うから、尚更可笑しい。屋台で二人で語るシーン、よかったですね。半海さん、いい味でてるし。ネットサーフィンをしていると、時々えっ?っと思わせることを書いていることがあるけれど、そんな人は、オンタイムで見ずに、録画でザッピングでして見てるのかなって思ってしまう。って長瀬の演技についてですけど(苦笑)。規格外の虎児の凄さ*1も見れるし、笑いを取ろうと練習してる虎児も見れる。
面白いとこはたくさん。それぞれの役者の間が本当にいいし、よくこんな人たちを集められたと思う。今回、リサ(蒼井優)が可愛くて「いい彼氏見つけて」って背中を押したくなりました。で、銀次郎(塚本高史)かよ。大丈夫かなあ?もうりんごのタトゥ入ってるんだよね。ちゃんと左腕押さえてたんで、すぐ判った。数字を睨みながら面白く、でもちゃんと万人受けするように作る。これを目指してるのがよく分かります。
虎児を陰ながら応援してる半海、尾美としのり、よしこのママトリオもとっても可愛い。応援してるといえば、師匠もなんだね。あの本気で竜二に怒ってくれてた谷中家一家団欒の場面、もらい泣きです。でも2枚落ちで笑わせてくれる。やっぱり阿部サダヲ*2は外せないし、小百合さんラブな師匠西田さんと共演させていただいて嬉しいですね。また、岡田くんの演技を見るのは殆ど初めて*3ですが、安心感があります。
一人で噺を練習してる虎児に涙して、取立て先の家で練習してる虎児で笑う。文字通り、泣かせてんじゃねぇ、笑わせてんてぇんだよ。1時間に詰めるのはしんどいと思うけど、これからも楽しみです。見終わった後に、ほろりとさせられて、でもどーんと落ち込まない。間違いなく面白いドラマです。

*1:長瀬の凄みのあるところと、可愛いところ、両方見られて、クドカンが彼のいいところを映画でよく分かってくれたことがとても嬉しいです

*2:「このハンサム」って長瀬のこと言ってますが、IWGPでは、きたろうさんが署長の渡辺謙さんに言ってましたね。好きだなあ、クドカンはこの言葉

*3:スペシャルは出番少なかったですもんね