嬉しいアンケート

オリコンのアンケートでは、学生層から見た春ドラマの満足度調査で、「タイガー&ドラゴン」が放送前の期待度と合わせて1位を獲得!

  • 面白すぎる。面白いだけでなく感動できる。最高のドラマ。
  • とにかく面白い。落語を聞いたことも知ってる話もないけど、毎回新鮮でドラマを楽しんで落語の知識を得られるお得なドラマ。

泣いて笑って、知らなかった落語の世界を知って。わたしも連ドラが決まってから読んだ本は5冊ほど。中でも、春風亭昇太さんが取り上げられてるのは2冊ありました。特に選んだわけではないんですけどね。
1冊目は昇太さんが二つ目のときで、若手落語家の暮らしぶり等、真打ちって大変だし、二つ目もそれなりに大変。昇太さんは「家も建てたいし、綺麗な奥さんももらいたい」とか言ってるところをみると、劇中のどん吉とは当然のことながら違っていて面白い。もう1冊は真打ちになってから、テレビ、ラジオと多忙を極めている日々がレポされている。落研出身で、ギターも弾くイマドキな落語家さんなのですね。どうも、どん吉のイメージで見てしまうけど、対極みたいな役柄ってのも面白いです。

あとは、やっぱり上方落語の重鎮、桂米朝著「私の履歴書」。
心底好きな落語を語って生きてこられた幸せ−入門以来55年、ひたすら笑いを追い求めて「人間国宝」となった不世出の落語家の半生。幼少時代から落語が好きで好きで、ラジオの落語を聞いて話を覚えた師匠。一度は親の跡を継ぎ、神主に納まるも落語の虫は治まらず、大学を東京に決め、寄席通い。この方は、24時間落語を考えて生きているような人です。ただ、その周りの人間模様は凄く面白くて、読み応えがあった1冊でした。亡くなった弟子の枝雀さんのくだりは、寂しかったです…。やっぱり爆笑系が好きな関西人を楽しませてくれたのは、たこみたいな顔で全身を使って笑わせてくれた桂枝雀でした。