救いはあるけど、悲しい

スター・ウォーズEP3は悪が勝利する超バッドエンドな映画なのに、リピーターになってしまいました。善から悪へと変貌を遂げるアナキン・スカイウォーカーダース・ベイダーと、悪へと誘っていくパルパティーンダース・シディアスVSアナキンの妻パドメと師オビ=ワン・ケノービといった構図がわたしにとっての見どころで、このシリーズで人気のヨーダC-3POR2-D2*1でさえ脇役にしか見えないくらい、ヘイデンに魅せられてしまってます。善と悪、両方のアナキンがとってもステキ。
ルーカスがダース・ベイダー役にこんなに美しく若いヘイデン・クリステンセンを起用してくれたことも、今もって奇跡としか思えない。数多の候補者の中からヘイデンが選ばれたというあの目。特に悪魔に魂を売り渡してからの非情な、でもパーフェクトには悪に染まりきっていない微妙な目。目は口ほどに、とはよくいった!という魂を打ち砕かれる目を魅せてくれています。
不覚にも、シスに堕ちてベイダーとなってからの悪と善が葛藤している目を魅せてくれるとき、ドキドキしてスクリーンに魅入ってしまったりして、「そちも悪よのう」と言われているみたいな気になります。

*1:わたしは旧3部作には思い入れはなく、あのベイダーの黒づくめの意味も考えたことはありませんでした。