お世話になったプロデューサー

三億円事件 [VHS]YUICHIRO SAKURABA in ムコ殿 DVD BOXYUICHIRO SAKURABA in ムコ殿2003 DVD-BOX
先週の土曜日、朝日新聞の土曜日版に栗原美和子Pの記事がありました。「順風満帆−自分色出したい一心」
先日メントレに出られた舘さんが「積木くずし」に出られるんですが、そのPが栗原Pなんですね。栗原Pといえば、「三億円事件」「ムコ殿」「ムコ殿2003」で、長瀬がお世話になりました。

「これをやりたい」という一念で、第1話のあらすじまでも構想して数十ページもの企画書を書き、放送枠の獲得に走るのが栗原流。周囲の風当たりは当初から強かった。…  恋愛に社会性を加えたヒューマン路線。それを栗原カラーとして認知させたい一心で突き進んだ。… ところが、99年の「セミダブル」で視聴率が10%前半しか稼げず、当面の放送枠を失ってしまった。それまで切れ目なく連続ドラマを作り続けてきたのに、1年ぐらい予定が入っていない。連日上司に呼ばれ、説教された。「テーマにこだわりすぎて客(視聴者)が飽きてきたんだ」「人の話に耳を傾ける柔軟性を持て」「たまには与えられたものを形にしてみろ」。栗原流を否定され、人間性までも問われた。数字が取れないプロデューサーは会社には無用だ。自分がこだわってきた路線をばっさり捨てなければ再浮上できないのだろうか。自問自答する日々が続いた。
 立ち直りのきっかけは、個人的にも親しかったつんくから低予算映画の製作を依頼されたこと。「自分が作りたいもの」から「客が見たいもの」へと発想の転換ができた。完成した00年公開の青春ラブコメディー「GO―CON!」を試写でみた上司たちは、「栗原が生き返った」と、路線変更を評価した。01年、恋愛コメディーの連続ドラマ「ムコ殿」から、再び軌道に乗り始めた。
 しかし、数字が悪いと仕事を干される。その不安は以後ずっと、栗原にまとわりついて離れなくなる。

色々と言いたい事はあるけれど、長瀬智也ファンになるきっかけを作ってくれたPです。感謝しています。今週はこの続きが読めるので、長瀬智也のなの字ぐらいは出てくるのかしらん。