どんなシーンも泣けてくる
- 作者: アラン・ディーンフォスター,Alan Dean Foster,酒井昭伸
- 出版社/メーカー: ソニーマガジンズ
- 発売日: 2002/03
- メディア: 単行本
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ナブーの戦いから10年経ち、崩壊の危機に瀕している共和国。辺境の惑星アンシオンを共和国から脱退させ、解体に追い込む勢力が暗躍。それを防ぐために、オビ=ワンとアナキン、ルミナーラ・アンドゥリとそのパダワン、バリス・オフィーの両師弟コンビを派遣して企てを防ごうとする元老院とジェダイ評議会。闇の勢力が、ますます力を増してきている時代で、クローン戦争へと繋がっていきます。
ここでのアナキンは、更に他と違う自己との闘いを強いられ、治癒力を学んでいる同じパダワンのバリスや、その師ルミナーラには理解不能なパダワンとして描かれています。母への思い*1と強いフォースは、ずっとアナキンにつきまとって離れない。
既にライトセーバーの戦いぶりは素晴らしいけれど、不安定な精神面が常に周囲を困らせるアナキン。彼もそれには気づいていて、本能のままに口をついて出た言葉を反省する。といったところは、エピソード2でもしばしば見られたところです。
この本の見所は、アナキンが朗々と母を想って歌い上げる場面。先住民族のアルワリ達の信頼を得るため、ジェダイの技をキャンプで披露するんですが、彼は歌い、ジェダイとしての欠点が強く見えてくるところです。最後は、見事にライトセーバーの技を披露する場面もあり、アナキンファンとしては、読み応えのある1冊です。