今年は日本ハム

さっき終わったばかりの日本シリーズ。わたしも今日は録画でした。
新庄剛志。なんて奴なんだ。どれだけの運を拾い集めているんだ。北の大地の華という華をかっさらって去って行く赤い男。
ずっと阪神のセンターだと思ってたのに、突然のメジャー宣言。あのときの寂しさは、田淵、江夏のトレード、掛布のデッドボールからくる早すぎる引退に次ぐものでした。
あまりに肩が強いので、ショートからバックホームをすると、甲子園のバックネットに突き刺さったり、ピッチャー心理を分かってもらおうとピッチャーをさせたノムさんの親心を分からなかったり、嬉しそうに「明日も勝つ!」って言ったときから連敗が始まったり、阪神ファンから無言の応援をされたり。
こんなに実績を伴わないのに伝説を作った男は、きっといないと思う。
よく「記録より、記憶に残りたい」と言っていたときは、ネガティブな感じがして嫌で、そんなこと言っている間があったら、バッティングに力を入れて!って言いたかったのね。それでもあのセンターの守備が、新庄の才能と、スター性を十分に照らし出してくれて、結局は応援してしまってました。
ひょろっとした九州男児が、オフのスポーツ新聞を賑わしてくれていた頃がとても懐かしい。
2千万の年棒で、2千万のフェラーリを買ってしまったり、勝っても負けても新庄。それが嫌で阪神を出たかったと言っていたけれど、本当の理由は何だったんでしょう?
アクの強い阪神ファンが嫌だったんなら、寂しすぎる結末です。こんなに阪神ファン新庄剛志が好きなのに。。
これで最後。わたしにとって、一つの時代が終わってしまいました。