やっぱりステキ!

気を取り直して、午後から字幕版へ。オープニングの戦闘シーンがとっても好き。ワクワクしてるアナキンの気持ちが伝わってきて、何度見てもドキドキする。超巻き舌のR2やマスターの発音ってヘイデンの訛り?ちょっと他の人と違う気がするところもイイ!パドメと交換したC-3POR2-D2*1は、結局彼らの運命をずっと見守ることになるドロイドと思うと、旧作を見てるときも複雑な思いがします。この議長救出の場面だけは、アナキンとオビ=ワンがパダワンとマスターではなく、ジェダイ・ナイトとしてアナキンを認め、軽口をたたいたり、絶妙なチームワークぶり。プランBは?とか*2、グリーバス相手に小さいとか、余裕の闘いっぷりは椅子を深くして楽しめます。オビ=ワンがエピソード2でアナキンを抑えよう、教育しようと躍起になっていたのとは違って、クローン戦争で何度も難局を乗り越え、命を預けられる存在になっていった関係がうかがえる会話と戦闘シーン。
それでも、乗り越えられなかったシスのアナキン包囲網が悲しい。狡猾で邪悪なシス=ダース・シディアスにとって、彼も自分の飽くなき野望を叶えるための道具にすぎなかったわけですが、何度見ても怒りを覚えるのは、ジェダイ評議会の重鎮でもあるメイス・ウインドゥ。アナキンのダークな部分を最初から認めながら、どうしてアナキンを囮に使うのか?彼は立派なジェダイとして、十分にその責務を果たしてきたのではないのですか?ともっぱら怒りの矛先はメイスや評議会に向けられる*3わけです。単なるトライアルではないでしょう?そうやって、アナキンが暗黒面に囚われるのを手を拱いて、ヨーダと共に傍観者になっていた。としかもう見れないんですね。アナキン哀れ。
アナキンが堕ちていく過程で、パドメとオビ=ワンの仲を疑って、とかあるのは茶番にしか見えなくて、「ちょっと、昼メロじゃないんだから」って、そこは蛇足なカンジ。パドメや母への愛と執着、権力への渇望、それとジェダイへの不満と焦りや、それにつけ込んだシスの狡猾さ。これだけで十分だったと思うんですが、複雑なクモの巣にしたかったんでしょうか?
ヘイデン・クリステンセンがもし、お腹の出た中年だったら?頭のハ○たおっさんだったら?こんなにもアナキンに肩入れすることは無かったなぁ。なんて言ってると「ありえへん」と息子や友達に言われました。だよねー(笑)。ルーカスも撮影に入る前、モヒカンアナキンが検討された際、「まだ、パドメはアナキンに夢中」だということで、今回のロン毛アナキンに落ち着いたようですが、良かったぁ。あの絵*4だけでも、これじゃヘイデンが演じる意味が無いと思われますもんね。
銀河系宇宙の女たちを夢中にさせるアナキン・スカイウォーカーありき*5です!

*1:このあたりのやり取りが、小説本には描かれていて、アナキンとパドメの気持ちも伝わってくる

*2:ここのヘイデンの美しさといったら…

*3:アナキンがダークサイドに堕ち、ダース・ベイダーになるのは予定調和だから、しょうがないじゃん!て言われればそうなんですが

*4:もう一つ、今回のよりもっと明るい金髪で肩より長い髪のヘイデンもあるんですが、あれでも良かったかも?だけど、ダークな色に落ち着いたんですね

*5:小説本にはこのあたりも描かれてたりするんですよ