ストレート勝負だ!

ファン投票で大量6名選出の阪神は、藤川球児、シーツ、藤本敦士鳥谷敬金本知憲赤星憲広。監督推薦が矢野輝弘濱中治で合計8名。勿論、セ・リーグ監督は岡田監督。
おとといの試合は、キャッチャー矢野さんで、中日の川上、横浜の番長三浦とクルーン、ヤクルト石川、中日岩瀬の球を受けられた。うーん、なかなかいい人選。後半戦に向けて、中日の先発と抑えの両エースを受けさせたっていうのは間違いなく監督の作戦やね。当たり前の特権はフルに利用しなきゃですもん。
そして試合は3−1で全セの勝ち。
中でも圧巻は9回に投げた球児とクルーンの超速球対決。球児が対したバッターは、これまた気持ちのいいフルスイングをしてくるカブレラと小笠原。
マウンド上で「どうだー!」と言わんばかりに三振を奪った阪神の守護神。
全部150キロ超えのストレート連発って、阪神ファンは見慣れているとはいえ、カブレラ−小笠原と続くバッター相手にそれをやってのけるとは。球児の図太い心臓と、自信に裏打ちされたキャッチャー矢野のリードにも拍手喝采。いやあー、シビレタのはテレビの前のファンだけじゃなかったみたいで、内野手全員が球児のいるマウンドに寄ってきて「いいピッティング、見せてもらったよ」と言われていた気がして、阪神ファンとしても鼻高々でした。
1日遅れの2試合目。今日は予告通り、球児VSミスターお祭り男清原との対決に注目が集まる中、乱打戦になりつつ、おいしいところを阪神勢がもっていってくれて嬉しい限り。
MVPに代打一振りの勝ち越し打、藤本。優秀選手賞にホームランを含む3安打のシーツと言うこと無し。
今日の対戦での目玉、球児VS清原は空振り三振で球児の勝ちとは言うものの、今日はおとといほどではなかった球児のストレート。コントロールがイマイチで逆球もありーの、三振奪取は清原のみという結果。受けてくれてたキャッチャーが、球界最高の古田敦也さんで、緊張した?というのは考えすぎ?
結果は7−4で全セの勝ち。今年はフレッシュ&本オールスター共に全勝だったわけです。
それともう一つの注目の的は、今回で最後になるかもしれない新庄剛志のプレー。オールスターでなくても魅せてくれる新庄のプレースタイルは変ることなく、美しくステキでした。
特に、センターの守備。ワザとスタートを遅らせてたりして、ファンに喜んでもらおうという最高の技術を持ったプレーヤーだけが許される守備力でダイビングキャッチ!おとといは顔面を打っちゃったけれどね。それもご愛嬌。
相変わらずの派手派手ぶりはどう?っていうと、バットはレインボーカラーだし、金金の手袋&スパイクとオールスター仕様のグッズが目にも嬉しい。なぜかウサギの毛皮までついてたしね。
それに仮面ライダーの変身ベルトばりの電飾ベルトって笑っちゃったよ。あー、可笑しい。楽しい。ちょっと地味だったけれど、こんなことができるんだって見せてもらえただけでも楽しかったです。
やっぱり新庄やなぁ。そんなクスクス声も聞こえてきそうな、でも男気も感じさせられるプレースタイルと白い歯とスマイル。楽しそうに野球をしている姿は、子ども達の励みになったはずです。ありがとう!